料理番組のはしご
ついに外付けHDDを備えて、番組録画ができるようになったので、
さっそくいくつか予約をしてみたところ、料理番組のはしごができた。
一人暮らしになったので、自炊のためのtipsを得るという実用的な面が加わったものの、
そもそも料理番組というものが、小学生の頃から大好きである。
さらに小さい時も、物心ついたときから、レシピ本なり絵本でも料理を作る場面がお気に入りだった。
特に女子ゆえの作る憧れや食べ物への興味があったろうし、
実際子ども向けの料理ネタの本が多いし、子どもはだいたいそんなものなのだろうけれども、
アラサーになった今も、同じ熱量で、作りもしない海外の郷土料理のレシピ本を集めたり、娯楽として毎週録画したりする。
単純に食べることが好きというより、材料が変化していくのを見るのが面白い。
味や色や匂いや触感・食感が、各作業を経て変わっていくこと。
お菓子作りはその点、変化がちょっとドラマティック過ぎる。
焼き菓子なんか特に。粉と液体混ぜて加熱したらあら不思議、パターン。
いや奥が深いのはわかってはいるのだけれど、難易度が高い。
料理を作るプロセスを見るのがいいよね、という文脈だったか、誰の言葉だったかも覚えていないけれども、
以前ある番組のなかで、「自分のために料理してくれているのを見るのって、幸せを感じる(だからカウンターっていいよね)」
といった主旨の発言があって、納得する一方、あんまり共感できなかった。
常に作るひとにはあまり焦点が合ってないのかも。
となると母、祖母に申し訳なくなる。
加えて料理コンテンツの魅力としては、ぶれないビジュアルの美しさもある。
材料自体、料理自体も、自然の調和した色合いの美があるし、
恣意的色を加えること、掛け軸にするように器に盛ることで、
いわば完成された絵になる。そこのところの技もまた面白い。
ビジュアル面でいえば、特に海外の料理番組は写真集のよう。
情報量少なすぎて料理の再現性はとれなさそうだけど。
また料理を作る方についてもそのうち。