伊達巻もの

みたもの触れたものをとにかく残してみる雑記

雪組ファントムに夢中

です。今月、特に先週、凪様(彩凪翔)の写真集を買ってからというもの。

ついにスマホのロック画像の朔太郎の座も、凪様へ。

 

ファントムは、始まる前から期待度高かったのに、

観たらそれを軽々と越える良さなのです。

よう歌えるなあ、と毎度感心してしまう、複雑で格好いい楽曲、

量が適度で見やすい、かつ、説得力のある演出、美術、

しつこすぎない、自然な台詞と歌詞、

そもそものお芝居としても見応えがあって好きです。

そして、

美し過ぎるファントムこと

だいもん様(望海風斗)のエリックの可愛さが切なくて、

きいちゃん(真彩希帆)クリスティーヌの驚きのリアリティが可愛くて、

咲ちゃん(彩風咲奈)歌が上手くなってて、キャリエールの安定感も絶妙、

組子さんのコーラスも明らかレベル上がってるし。

 

特に役変わりは全然キャラが変わってて楽しい。

個人的にはAパターン派かも。

シャンドンのイメージが凪様の役作りの方だったのと、

あーさ(朝美絢)ショレとカルロッタの賑やかバカップル感が愛おしかった。

 

ついこの役作りの違いは感じるところから色々考えられて楽しい。

あーさシャンドンは、一代で財をなした農場出身

(気を許すとがさつさが出てしまう、根は素直な青年)で、

共通点を感じるのも含めてクリスティーヌに素で惚れた、

あーさのいわはる通り、初めての本気の恋、というのを感じさせる。

だから、ファントムとも同じ目線で戦う感じ。

その点であーさにギャツビー(グレート・ギャツビー)が合いそう。

なんて思ったり。

あの人の良さがにじみ出る悲しさをまとったままピンクのスーツを着こなせる。

ディカプリオ風になりそう。

 

凪様シャンドンは、期待してた王子感を振りまいていて、

まあファントム勝てへんやろー、従者も陽の気にあてられた感が。を納得させる。

その華や輝き、気品は、姿勢の良さ、軸があるところからかなあ。

ビストロでのクリスティーヌを見たときも、

自分の目はやはり間違ってなかった、どや、プラス、

その予想をはるかに越えてきたことへの驚きや感動からの夢中、というちょっと一段上からの感じが、

中学生なファントムとの対比が整うので「これこれ」と思った。

逆にギャツビーじゃない。

泥臭さ、青臭さからの可愛さというより、どちらかに振ったところを表現できるのが味だなと。冷たい方向にも振れる。

そこが、凪様が違うなあと感じるところ。

このタイプのお芝居はしびれるものがある。好みです。